不動産投資を始めるサラリーマンの方が増えています。今やその割合は不動産投資をしている人の4割以上といわれています。不動産投資は株やFXなどの金融商品と比較して細かく動向をチェックする必要がなく、管理会社に管理を任せておけば、ほとんど手間がかかりませんので、本業が忙しいサラリーマンであってもお手軽に始められることが人気の理由となっています。この記事ではサラリーマンとして働きながら不動産経営を行うメリットについてご紹介します。
サラリーマンが不動産投資をするメリット
「働きながら不動産投資なんてできるの?」とよく思われがちですが、実はサラリーマンこそが不動産投資をするのに向いている面や有利な面があるのです。
- 信用力がある
- 手間がかからない
- 節税ができる
- 生命保険の代わりになる
- 私的年金の足しになる
上記の5つが主な理由になりますが、3以降についてはサラリーマンの方だけではなく、不動産投資を始める方全員にいえるメリットです。サラリーマンの方にとっての最大のメリットは1と2です。
信用力がある
「不動産からの不労所得で生活をしている」
そんなのは一部のお金持ちだろうと思われるかもしれません。確かに不労所得で生活をするというのは誰もが憧れる話ではありますが、サラリーマンであれば一つ強力な強みを持っています。
それが「信用力」です。
もちろん
- 仕事がある程度安定している
- 資金に余裕がある
といった条件はありますが、サラリーマンの信用力があれば金融機関から多額の融資を引き出すことが可能です。投資用不動産を購入する際は大半がローンを利用して購入することになります。金融機関は信用できる人にしか融資をしません。サラリーマンは毎月安定した給与所得があるために金融機関の信用を得やすいのです。
手間がかからない
不動産投資は管理会社に管理を任せるなどの工夫次第では経営面でそのほとんどを自動化することができますので、手間がかかりません。株やFXといった金融商品のように、毎日、経済の動向をチェックする必要もないため、本業が忙しく、投資に割く時間がないという方も多いサラリーマンにこそ向いている投資だといえます。
節税ができる
サラリーマンに限ったことではありませんが、確定申告を行うことで所得税や住民税などが節税できます。不動産投資で得られる家賃収入などの「不動産所得」とサラリーマンの方が毎月もらう「給与所得」を損益通算することによって、節税することができるのです。
節税の仕組みについては「不動産投資における節税効果とはどんなもの?」で解説しています。
生命保険の代わりになる
金融機関から融資を受ける場合、団体信用生命保険に加入することになります。
団体信用生命保険は、購入した方が仮にローンを残したまま死亡や高度障害者となってしまった場合、残りのローンが保険金から返済されます。残された遺族に対して、ローンのない不動産を資産として残すことができます。
私的年金の足しになる
日本の公的年金は、受給額の減少、受給年齢の引き上げなど、将来にとても不安を残しています。働き盛りのサラリーマンである今のうちから不動産投資で資産形成していけば、定年退職後も家賃収入などで安定した生活をすることができるでしょう。
不動産投資のデメリットは?
良いことばかり書きましたが、もちろん不動産投資にもデメリットはあります。
不動産投資特有のリスクは様々なものがあります。これはサラリーマンだからということではなく、不動産投資をする方全般にいえることですので、しっかりとリスクの対応策を知っておく必要があります。不動産投資のリスクについては「不動産投資を始めるにあたって知っておくべきリスクとは?」でご紹介していますので、参考にしてみてください。
どんな物件を購入すればいいのか?
新築、中古、一棟もの、区分マンション、ファミリータイプ、ワンルームタイプ、都市部、地方などなど、
不動産にも様々なタイプがあります。
サラリーマンが不動産投資をするのに適した物件はどんなタイプ?
都市部
まずはエリアですが、地方より都市部の物件がいいでしょう。
地方と比べると人口が多いため、賃貸需要もあり空室になりにくいです。
また需要も地方より高いので、売却も地方の物件より容易です。
反面、価格が高いので「利回り」は地方と比べて低い傾向があります。
中古
一般的には新築より中古の物件のほうが価格は安くなります。
新築物件は価格が高い分、収益性では中古物件に劣りますので、中古物件を購入するべきでしょう。
新築と中古のそれぞれのメリット・デメリットについては「新築物件と中古物件、どちらがお得?」でご紹介しています。参考にしてください。
区分マンション
一棟は価格が圧倒的に高いので、初めのうちは区分マンションではじめたほうがいいでしょう。
また管理面においても、一棟は定期点検や修繕計画などの手間がかかります。対して区分マンションは管理会社に管理を任せることができるので、働いているサラリーマンの方にとっては手間がかからない区分マンションが適していると言えるでしょう。
ワンルームタイプ
不動産投資で家賃収入を得るためには空室を限りなく無くすことが一番重要です。
ファミリータイプは高い家賃で貸すことができますが、その分空室期間が長くなりやすいです。
学生やサラリーマンの単身者向けであるワンルームタイプであれば、賃貸のニーズとしてはファミリー向けよりも多いため、空室リスクも低いのでオススメです。
まとめ
不動産投資がサラリーマンにオススメな理由について書きましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん不動産投資をただ始めただけでは決して成功をおさめることはできません。不動産投資に関する書籍を読んだり、セミナーに参加したりするなど、常に知識や情報を集めていく姿勢が大切です。
この記事が少しでも不動産投資をはじめるきっかけになってもらえれば幸いです。